血圧が正常な方でも、1日の血圧は常に一定ではありません。お昼ごろは高く、夜になると低くなります。しかし、1日の中でも血圧が急上昇し注意が必要な時間帯があります。目覚めの時の早朝の時間帯です。急に血圧の上昇が起こり高血圧の状態になります。

特に、最大血圧、最小血圧共に上昇するのが午前6~9時の時間帯。この3時間は高血圧の人は特に注意が必要な時間帯といえます。早朝高血圧は、心臓や脳などの臓器に負担がかかり、夜から早朝にかけて脳卒中や狭心症などが起こりやすい時間帯といわれています。降圧薬などで高血圧の治療を受け血圧をコントロールをしている方の中にも早朝高血圧が起こる場合があります。

朝目覚めて測定し、収縮期血圧135mmHg/拡張期血圧85mmHg以上の場合は早朝高血圧の疑いがあるようです。早朝高血圧を引き起こす原因としては、アルコール、起立性高血圧動脈硬化の進行血圧を下げる薬の効果が短い、朝の冷え込み、高年齢、精神的ストレス閉塞性無呼吸症候群などが考えられるようです。

早朝高血圧の原因

血圧が正常な方でも、季節や運動のあと、ストレスなどの感情の変化によって血圧は高くなったり低くなったりしています。また時間帯によっても血圧は違い、1日中一定しているわけではありません。血圧は、安静にしている夜の睡眠時は低く、朝方から徐々に上昇し昼間は高くなっていきます。

『早朝高血圧』とは、昼間の血圧は低くても、朝目覚めの起床前後に急に血圧の上昇が起こり高血圧の状態になってしまう現象が早朝高血圧です。このように血圧値が上昇する場合は、心臓や脳などの血管に負担がかかり狭心症・心筋梗塞などの心臓発作や脳梗塞を発症する可能性があり注意が必要です。




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早朝高血圧の治療方法

一番注意が必要な早朝の6時~9時の時間帯は布団の中で体を慣らしましょう。目が覚めたら布団の中で深呼吸を5回程すると血圧が10mmHgほど下がるようです。ですので朝は時間にゆとりをもってゆっくり起きるのが理想的です。目が覚めたからといって急に起き上がると血圧が上昇してしまいとても危険です。早朝高血圧にならないためにも、起き上がる前に布団の中で軽い手足のストレッチをゆっくりと行うと効果的のようです。

起き上がったら、すぐに、トイレに行ったり、冷たい水で顔を洗うのも避けましょう。まず、朝起きたらコップ1杯の麦茶を飲むことをおすすめします。麦茶の香り成分ピラジンには、血液をサラサラにする働きがあり起きてから飲む麦茶で血圧の上昇を抑える作用があります。睡眠中の発汗や尿などにより体内の水分が失われ、血液濃度が高くなりドロドロになります。その血液をサラサラにする働きに麦茶を利用してみてはいかがでしょうか。

また、季節によっても血圧は変動します。秋・冬の寒い日季節の早朝はとくに部屋などが冷えます。 暖かい布団から急に出てしまうと温度差があり、血圧を急上昇させてしまいます。上着や靴下やスリッパなどをを枕元に用意しておいたり起きる時間に合わせて部屋を温めておくといいでしょう。朝食の時間は腸が動き始める、起床後30分くらいが最適のようです。血圧上昇と、肥満防止のためには必ず朝食をとるようにしましょう。

早朝高血圧は、健康診断や病院での血圧測定は通常昼間に行われるため早朝の血圧が高いことは、診察室での血圧測定だけではなかなか発見できません。そのため、早朝高血圧は、隠れていて発見されにくい仮面高血圧の一つとされています。高血圧の方は家庭用血圧計などを用意し、毎朝の血圧を測り自分の平均を知ることが大切です。