心臓に起きる高血圧の合併症

高血圧の状態が長期間続くことで、心臓は血液を送り出すとき強い力がかかります。すると、心臓は心筋(心臓を構成している筋肉)の細胞を大きくして血液を送り出そうとします。そのため心臓の壁が厚くなりまます。それが”心肥大”です。心肥大が進展すると、心機能の低下や心不全につながります。また、高血圧が続くことで動脈硬化が生じ血管が狭くなるために狭心症や心筋梗塞が起こりやすくなります。その心臓病と高血圧について解説します。

心肥大

心臓の壁は筋肉でできていいます。高血圧が続いたり、動脈硬化が進むと、 全身に血液を送りだす心臓の左室はより強い力が必要となり、 左室の壁が厚くなるという左室肥大が起こってきます。 これは、心臓の筋肉をつくっている心筋細胞は数を増やすことができないため それぞれの細胞が大きくなることで、心臓の負担を軽くしようと 細胞と細胞の間にある線維組織が増加して壁を厚くするためです。

しかし、こうした左室肥大が起こってくると、心臓に養分と酸素を送り込む 冠動脈や毛細血管にさまざまな異常がみられるようになってしまいます。 このような状態が続いてしまうと、心筋は酸素と栄養(血液)が不足してしまいます。

冠動脈の血流量の調節異常が起こってくると、心筋に必要な血流量が得られない虚血状態になりやすく 、狭心症や心筋梗塞、心不全といった虚血性心疾患の発症につながります。 心不全になると、動悸、息切れ、が起こりやがて呼吸困難になってしまいます。 呼吸困難は特に夜寝ている時に起こりやすいので生命にもかかわることもあるようです。

不整脈

心臓の収縮と拡張 (拍動)のリズムが正常範囲を超過してしまい、 遅くなったり速くなったりして乱れてしまう事を不整脈といいます。 自覚症状が出る場合には、ふらつき、めまい、失神などが起こることもあり、 重大な不整脈が隠されていることがあります。不整脈とは、脈がゆっくり打つ、速く打つ、または不規則に打つ状態があります。

不整脈には病気に由来するものと、そうでない、生理的なものがあります。 例えば、運動や精神的興奮、発熱により脈が速くなりますが、これはだれにでも起こることですが、 脈が不規則になるものの中に期外収縮があります。 これは30歳を超えるとほぼ全員に起こることで、年をとるにつれて増加します。 期外収縮の数が少ない場合は生理的な不整脈といえます。

また、一般に脈拍が1分間に40以下になると、徐脈による息切れや、 めまいなどの症状が出やすくなります。原因がなく、突然、脈拍が1120以上になる場合は病的な頻脈の可能性があり、 頻脈になると動悸、息切れのほかに、胸痛やめまい、失神といった症状が出ることがあります。 時々脈が飛ぶ場合は期外収縮の可能性があります。心肥大、心筋梗塞、心筋症、心不全などが原因で不整脈になることがあるそうです。

心筋梗塞

冠動脈への血液が長時間とだえ詰まらせ、血液のとだえた先の心筋が壊死してしまうのが心筋梗塞です。冠動脈はすでにアテロームによって部分的に狭くなっていることが多く、アテロームが破裂したりちぎれたりすると、動脈はさらに狭くなって血栓が詰まりやすくなります。

破裂したアテロームは血流を減少させるだけでなく、血小板の粘着性を高める物質を放出してしまい、血液はさらに固まりやすくなります。
高血圧の人の場合は血圧が高くなることで動脈硬化がおこり、その影響で一般的の人よりも血栓が出来やすくなります。 心筋梗塞は発作が起きたら救急車でCCUやICUのある病院に搬送されます。退院後も、降圧薬や血小板凝集抑製薬(アスピリンなど)を服用し再発しないようにする。

また、薬で効果がでない場合は、経皮経管的冠動脈形成術、バイパス手術、ステント(金属製の円筒やコイル)を挿入する手術などを行うようです。高血圧治療とともに、生活習慣である食生活や日常生活を改善したり注意する必要があります。

狭心症

心筋や酸素、栄養(血液)を送る動脈を冠動脈といいますが、高血圧による動脈硬化で冠動脈が狭くなることで十分な酸素などを送れなくなる状態になります。血流がとだえ心臓が働けなくなります。血流が一時的にとだえてしまうのが狭心症です。

高血圧があると動脈硬化で心臓への負担も大きいので、狭心症が起こりやすくなります。狭心症は胸が締め付けられるような痛みが特徴です。 このような痛みはしばらく安静にしていると、数分程度で治まる事が、多いですが、10分以上続くようですと心筋梗塞の可能性があるようです。

左胸や胸全体に痛みがあり、胸から肩や腕にかけての放散痛もある場合があります。心筋梗塞や狭心症はいずれも動脈硬化が原因でなりますので高血圧の方にはとても危険な合併症のようです。 薬の使用で発作を抑えることが出来ますが手術しなくてはならない場合もあるようです。




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