腎臓に起きる高血圧の合併症とは?

高血圧は全身の血液に悪影響を及ぼします。そのため長年高血圧の状態が続くと腎臓の機能が失われる腎不全や腎硬化症など腎臓病に関わる合併症のリスクが高くなります。その関係性について解説しています。

人体の中で大切な働きを担っている腎臓。その腎臓の機能と高血圧は深い関係があります。 高血圧は全身の血液に悪影響を及ぼします。

長い年月高血圧ですと体の中で重要な役割を担っている腎臓の機能が低下し、腎不全や腎硬化症などの病気を招く事がわかってきました。その、腎臓と高血圧の関係について解説します。

腎不全

高血圧が原因で併発してしまう合併症の一つに腎不全があります。腎不全とは老廃物や余分な水分を排泄できなくなることをいい、腎不全には、急に働かなくなった急性腎不全と長い年月で悪化し動かなくなってしまった慢性腎不全があります。

急性腎不全は、一時的な症状であり、1日400cc以下の尿量が数日間続いたときに急性腎不全と診断されるようです。この原因は多量の出血、脱水、腎血管障害、心不全、尿路閉塞などがあります。急性腎不全は、このような原因となる病気や症状を改善することで腎臓の機能は元に戻るようです。

慢性腎不全は、腎硬化症、糖尿病性腎症、慢性腎炎、などの病気、さらに、高血圧が長年続くことでおこる動脈硬化の影響で腎臓機能が低下し腎臓が硬くなることで慢性腎不全になります。

私達の体内では、体の中で不要になった老廃物は、血液によって腎臓に運ばれ、腎臓にある網目のような”糸球体”で濾過され尿として体外に排出されています。この過程は糸球体にかかる圧力、つまり血圧によって調節されています。高血圧が続くとこの糸球体が動脈硬化を起こし、次第に濾過機能が低下し老廃物は排泄されなくなり腎不全になります。

腎不全の症状は、尿の量が減り、むくみ、倦怠感、食欲不振、不整脈、肺水腫、心不全などの症状があります。腎不全になり、腎臓がほとんど機能しなくなってしまうと血液を浄化して、生命を維持するために人工透析か腎臓移植を行わなくてはなりません。ですので、食事療法や降圧薬などを使い血圧をコントロールしながら病気と付き合っていくことになります。

慢性腎臓病

慢性腎臓病とは、健康な人とくらべて、腎機能が60%以下に低下してしまう状態、もしくは、たんぱく尿が3ヶ月以上続く腎障害が起きている状態をいいます。高血圧になると慢性腎臓病になる可能性が高く、むくみ、貧血、倦怠感、頻尿、息切れ、などの自覚症状があらわれます。初期の段階では、ほとんど自覚症状がありませんが、腎臓と高血圧は密接に関係しているので、高血圧の治療が大切になります。

腎硬化症

腎臓は余分な水分や老廃物を尿にしたり、血中の電解質のバランスの調整などを行います。腎臓には無数の細小動脈があり、高血圧が続いてしまうと、細動脈が動脈硬化を起こし、腎機能の低下になることを腎硬化症といいます。

腎硬化症は進行が遅く、尿検査などで異常が見つかりにくく、異常が見つかったとしても軽いタンパク尿が出る程度です。しかし、腎機能がだんだん低下してくると、老廃物が体にたまってしまいだるさや食欲不振などの症状が出てきます。

腎臓は血圧と密接な関係であり、腎臓病があると高血圧を起こしやすくなるようです。また、高血圧になると腎硬化症が悪化してしまいます。腎硬化症を放置したままでいると腎不全へと進展してしまう可能性が高くなります。腎硬化症の治療には、血圧コントロールを行う必要があります。

また、悪性腎硬化症は高血圧とともにタンパク尿や血尿などの腎不全症状が起こり、眼底にうっ血乳頭が認められたり、網膜に白斑出血などがあるようです。経過が早く、尿毒症を起こしてしまったり、あるいは急に高血圧脳症を起こすことがあるようです。




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